7月10日 第1回測定会を開催しました。

2011年7月26日

測定中

~ 簡易測定器による正しい測定方法を、みんなで楽しく学びましょ! ~

こども東葛ネット』さんと『東葛ガイガー会』の共催で、第1回 測定会を開催しました。

測定は時間の都合により大雑把にしか行えませんでしたが、講習がとても充実していたので、参加者のみなさんには満足いただけたものと思います。暑い中お集まりいただきありがとうございました。(山崎 代三)

開催要項

  • 日時:7月10日 9:00から12:30まで
  • 場所:流山市生涯学習センターと流山市総合運動公園(最寄り駅:つくばエクスプレス 流山セントラルパーク駅)
  • 参加費用:300円程度。資料代、会場代として使用。
  • 内容:流山市生涯学習センターで、基礎知識の簡単な講習と質疑応答。その後、流山市総合運動公園にて、数カ所を測定。
  • 参加者:大人25名、高校生1名

当日の流れ

  • 9:00 準備、受付(参加費、資料配布)
  • 9:15 挨拶 @eureka_w_peace_ さん(こども東葛ネット)、山崎代三(東葛ガイガー会)
  • 9:25 講習 講師 @tyoshiza さん(東葛ガイガー会)、質疑応答
  • 11:15 実験(汚染腐葉土)
  • 11:25 (休憩、総合運動公園に移動)
  • 11:50 測定
  • 12:20 ミーティング、解散

講習資料概要(資料内容は版権の都合により非公開とさせていただきます。)

  • 一般的に入手できる線量計の種類
  • GM管を使った線量計のしくみ
  • GM管におけるα線 β線 γ線検出の違い
  • GM管の種類
  • シンチレータを使った線量計のしくみ
  • GM管の欠点
  • 低線量での誤差問題
  • 放射線量の測定値が安定しない理由
  • ガイガーカウンターをどう活用すべきか
  • 測定結果を共有するために
  • 測定環境を合わせること(β線対策)
  • 計測時間とサンプル数
  • 線量計の活用

腐葉土に群がる線量計

計測結果

  • 今回は、時間が取れなかったため、測定点数が不十分な結果となってしまいました。
  • 参考程度にご覧ください。

測定点1:SL広場 体育館脇 芝生上、外灯下
測定点2:体育館裏の男子トイレと物置近くの円形トレンチ金網上

機種名 種別 単位 回数 測定点1 – 1m 測定点1 – 5cm 測定点2 – 1m 測定点2 – 地表
RADEX1503 (Iさん) GM μSv/h 0.35 0.26
RADEX1503 (Kさん) GM μSv/h 0.31 0.29
RDM-BTD ( Digilert 100 ) GM μSv/h 0.40 0.50
RAYDIMX AK2011 GM μSv/h 0.24 0.20
SOEKS-01M GM μSv/h 0.41 0.31
R-DAN GM CPM 44 90 57
FJ2000 GM μSv/h 0.6 0.4
MAC.TP-909 GM μSv/h 0.32 0.58
はかるくんII シンチ μSv/h 0.243 0.293
PA-1000 Radi シンチ μSv/h
DP802i GM μSv/h 0.18 2.24
MKS-05 TERRA GM μSv/h 0.28 0.60
NHE2 シンチ μSv/h 下記平均 0.274 0.624 0.266 1.854
同上 同上 μSv/h 1 0.26 0.64 0.29 1.80
同上 同上 μSv/h 2 0.23 0.59 0.30 1.81
同上 同上 μSv/h 3 0.35 0.68 0.23 1.90
同上 同上 μSv/h 4 0.27 0.70 0.27 1.90
同上 同上 μSv/h 5 0.26 0.51 0.24 1.86

おまけ写真集

撮影者Oさん。

高さをキッチリ(全員ではありません)

まぶしい緑

青空もまぶしい

なかよく測定

某週刊誌の値は本当か

問題の箇所

炎天下でのミーティング(この後、日陰に移動しました)

ここも高くないかい?

藤棚の下


7月3日(日)松戸市個人宅の除染レポート

2011年7月13日

7月3日(日)10時スタートの15分前着を目指し、チャリで向かう。暑い。肌をちりちりと差す太陽、こんな日は屋外作業はきついだろうなあ、戦々恐々とする。

ネットでもお会いしたことのない方たちと初めてのご挨拶。少々緊張する。
玄関前アスファルトの上にガイガーカウンターが。私以外の方はみな白のRADEX。おお、コンパクトでスタイリッシュ。うち1台は自作のシールドが。2台並べればβ線遮蔽ありなしの比較ができるのね。
我が家のいかにも実験(軍用?)器具な外観を放つウクライナ製プリピャチを並べる。改めて、物々しい外観です。個人的には無骨な外観も気に入ってるんですけども。RADEXは持ち運びやすそうだし、外でさりげなく計測できてイイなぁ。
表示は毎秒更新で安定しないが、おおむねほかのガイガーと同じ数値だ。

みんながそろい、一人ずつ簡単に自己紹介。ここですでにカメラが回り始める。
玄関前のアスファルトで除染の実験をしている間、家の脇の通路にある苔を測定したり、MMTの方たちと話したり。放射性物質の溜まっていそうな箇所を見つけては早く除染したいということばが頼もしく感じる。苔の上に直置きで0.3弱。思ったほど高くない。家の前のアスファルトは0.4台だった。

今日は、放射能に詳しい人たちがたくさんいるから疑問なことを聞ける!聞いた話メモ。
・ 駐車場の屋根など、表面がツルツルしている素材は放射性物質は落ちやすい。
・ 側溝のすき間についた土なども落としやすい。
がんばって掃除しても落ちないところはあるので、落としやすい場所を探し、できるところを取りのぞくしかない。除染方法の情報を共有できるといいな。
・ 雨どいから水が落ちるところは線量が高くなる。
・風向きや降雨の有無、周囲の環境など、条件によってミニホットスポットはどこにでも存在する。
・ 意外なところにミニホットスポットがあるので、自分の今いる場所がキケンな場所でないかを知るためにも一家に一台測定器あると便利かも。
・ 道路のアスファルトの線量が0.5近くある。武田邦彦氏が、雨が降ると道路上の放射性物質は排水溝に流れていくとブログに書いていたが、排水性舗装など、浸透する舗装だと雨水が浸透するように放射性物質もアスファルトに吸収されていく。浸み込むなら吸い込む心配はないだろうが、線量が落ちないということは通学・通勤中の外部被曝は避けられないということか。

みんなで庭に移動する。今日は除染が主というより、取材のための実験というニュアンスです。

土に直置きで数箇所を測定。
そのままの土(0.52)、3月末か4月上旬に薄く取りのぞいていた土(0.48)、庭の奥に取りのぞいた土を積んでいた土は、なんと1マイクロを超えた。(おおよそ1.0)*いずれもシールドなしの測定値

それぞれ、数十センチ四方を、数センチずつ削って効果を検証する。そのままの土(0.52)は、5センチ掘ったとき0.37になり、7センチ~10センチ削ったら0.23になった。下がるということは、すでにそんなに浸透しているのか。チェルノブイリ事故でも25年経っても10センチ程度の浸透だと聞いていたので、これほど浸み込んでいるということはショックだった。土の質や降雨の量によるのだろう。

* 各測定の詳しい結果はebiさんのブログをご覧ください。
http://matsudomt.exblog.jp/

隊長のebiさんによる実験結果のまとめ。
取りのぞけば放射線量は確実に下がることがわかった。今日は除去する範囲が小さかったけど、広ければ広いほど、またまわりの除染も合わせてすれば空間線量も下がることが期待できそうです。

原さんが表土を穴に埋める方法について郡山市がやっている方式を話していた。あとで調べたら、文科省によると、「穴埋め方法の場合は、厚さ40センチの締め固めた土で覆えば99%の放射線を遮ることが期待できる」とのこと。

除去した土は袋に入れて庭の脇に置いておく。この土はぼくらにはどうしようもできないからね、の声、切実に感じる。

除去した土について
・土って意外と重い。袋いっぱいに入れちゃうとあとで運ぶのが大変。
・除去した土はまとまるとかなりの高線量になるから、そのへんに不法投棄されたらこわいな。
・雨水で漏れないように保管に気をつけなければ。

庭の除染実験が終わり、MMTの方がせっかく来たんだから除染しましょう、と駐車場をデッキブラシでこすって除染されていた。あ、上のカッパしか持ってこなかった。飛散を考え防水のズボンも履くことが望ましい。解散後、取材の方に放送日など聞く。普段からマスクしているか、食べものに気をつけているか、など聞かれる。話せる機会があるんだったら今後の取材の役に立ちそうな話ができるよう、前もって考えておくべきだったと反省。この後、自宅でふだんの様子を撮るとのことでした。

*内容に誤りや追加等ありましたらどうぞ教えてください。

(文章: @greenapple , 写真:@TatsuyaSasaki1 , 編集:@daizo3 )

変更履歴
2011年7月14日 9:55 写真を追加しました。


測定器による測定値の違い(6月5日のデータ使用)

2011年7月1日

6月5日のピクニックの時のデータを使って、測定器による測定値の違いをグラフ化してみました。

上のグラフは、シンチレーター式のClear-Pulse Mr. Gamma A2700 を基準に、他の測定器がどのようにばらついているかを表したものです。

測定時にアルミシールドを施していないRD1503(1)が大きくずれている箇所もありますが、非常にラフな測定の割に傾向は概ねあっているようです。

次回以降、複数の測定器で測定を行う場合の参考にします。

詳しい内容はこちらのpdfをどうぞ。測定器の機種ごとにまとめたデータなどが含まれています。

測定器による測定値の違い(6月5日のデータを使用)(pdf)

なお、このデータは @ck82y さんに作っていただきました。ご協力ありがとうございます。(一部、 @daizo3 が編集しました。)