7月3日(日)松戸市個人宅の除染レポート

7月3日(日)10時スタートの15分前着を目指し、チャリで向かう。暑い。肌をちりちりと差す太陽、こんな日は屋外作業はきついだろうなあ、戦々恐々とする。

ネットでもお会いしたことのない方たちと初めてのご挨拶。少々緊張する。
玄関前アスファルトの上にガイガーカウンターが。私以外の方はみな白のRADEX。おお、コンパクトでスタイリッシュ。うち1台は自作のシールドが。2台並べればβ線遮蔽ありなしの比較ができるのね。
我が家のいかにも実験(軍用?)器具な外観を放つウクライナ製プリピャチを並べる。改めて、物々しい外観です。個人的には無骨な外観も気に入ってるんですけども。RADEXは持ち運びやすそうだし、外でさりげなく計測できてイイなぁ。
表示は毎秒更新で安定しないが、おおむねほかのガイガーと同じ数値だ。

みんながそろい、一人ずつ簡単に自己紹介。ここですでにカメラが回り始める。
玄関前のアスファルトで除染の実験をしている間、家の脇の通路にある苔を測定したり、MMTの方たちと話したり。放射性物質の溜まっていそうな箇所を見つけては早く除染したいということばが頼もしく感じる。苔の上に直置きで0.3弱。思ったほど高くない。家の前のアスファルトは0.4台だった。

今日は、放射能に詳しい人たちがたくさんいるから疑問なことを聞ける!聞いた話メモ。
・ 駐車場の屋根など、表面がツルツルしている素材は放射性物質は落ちやすい。
・ 側溝のすき間についた土なども落としやすい。
がんばって掃除しても落ちないところはあるので、落としやすい場所を探し、できるところを取りのぞくしかない。除染方法の情報を共有できるといいな。
・ 雨どいから水が落ちるところは線量が高くなる。
・風向きや降雨の有無、周囲の環境など、条件によってミニホットスポットはどこにでも存在する。
・ 意外なところにミニホットスポットがあるので、自分の今いる場所がキケンな場所でないかを知るためにも一家に一台測定器あると便利かも。
・ 道路のアスファルトの線量が0.5近くある。武田邦彦氏が、雨が降ると道路上の放射性物質は排水溝に流れていくとブログに書いていたが、排水性舗装など、浸透する舗装だと雨水が浸透するように放射性物質もアスファルトに吸収されていく。浸み込むなら吸い込む心配はないだろうが、線量が落ちないということは通学・通勤中の外部被曝は避けられないということか。

みんなで庭に移動する。今日は除染が主というより、取材のための実験というニュアンスです。

土に直置きで数箇所を測定。
そのままの土(0.52)、3月末か4月上旬に薄く取りのぞいていた土(0.48)、庭の奥に取りのぞいた土を積んでいた土は、なんと1マイクロを超えた。(おおよそ1.0)*いずれもシールドなしの測定値

それぞれ、数十センチ四方を、数センチずつ削って効果を検証する。そのままの土(0.52)は、5センチ掘ったとき0.37になり、7センチ~10センチ削ったら0.23になった。下がるということは、すでにそんなに浸透しているのか。チェルノブイリ事故でも25年経っても10センチ程度の浸透だと聞いていたので、これほど浸み込んでいるということはショックだった。土の質や降雨の量によるのだろう。

* 各測定の詳しい結果はebiさんのブログをご覧ください。
http://matsudomt.exblog.jp/

隊長のebiさんによる実験結果のまとめ。
取りのぞけば放射線量は確実に下がることがわかった。今日は除去する範囲が小さかったけど、広ければ広いほど、またまわりの除染も合わせてすれば空間線量も下がることが期待できそうです。

原さんが表土を穴に埋める方法について郡山市がやっている方式を話していた。あとで調べたら、文科省によると、「穴埋め方法の場合は、厚さ40センチの締め固めた土で覆えば99%の放射線を遮ることが期待できる」とのこと。

除去した土は袋に入れて庭の脇に置いておく。この土はぼくらにはどうしようもできないからね、の声、切実に感じる。

除去した土について
・土って意外と重い。袋いっぱいに入れちゃうとあとで運ぶのが大変。
・除去した土はまとまるとかなりの高線量になるから、そのへんに不法投棄されたらこわいな。
・雨水で漏れないように保管に気をつけなければ。

庭の除染実験が終わり、MMTの方がせっかく来たんだから除染しましょう、と駐車場をデッキブラシでこすって除染されていた。あ、上のカッパしか持ってこなかった。飛散を考え防水のズボンも履くことが望ましい。解散後、取材の方に放送日など聞く。普段からマスクしているか、食べものに気をつけているか、など聞かれる。話せる機会があるんだったら今後の取材の役に立ちそうな話ができるよう、前もって考えておくべきだったと反省。この後、自宅でふだんの様子を撮るとのことでした。

*内容に誤りや追加等ありましたらどうぞ教えてください。

(文章: @greenapple , 写真:@TatsuyaSasaki1 , 編集:@daizo3 )

変更履歴
2011年7月14日 9:55 写真を追加しました。

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One Response to 7月3日(日)松戸市個人宅の除染レポート

  1. こんにちは。
    昨日「ネットワークでつくる放射能汚染地図」の木村真三さんの講演を聞いてきましたので関連する点をすこし。
    現在木村さんは二本松市で市の職員とたった2人で全市の汚染マップを作って土壌測定も行っているとの事です。
    木村さんは逆転現象と言っていましたが、やはり土壌の表面より10cm下の方がセシウムの濃度が高くなっているそうです。「チェルノブイリでは25年で25センチしか移動しない」という話は田中優さんもされていますが、数ヶ月で10cmというのは物凄いスピードです。やはり土壌や気象条件が全然違う、未知の領域なのだと思いました。

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